2024年4月18日木曜日

2024年4月 京都【石峰寺】


デスノート展前に参拝した石峰寺

2023年3月に子安さんが音声ガイドを務めた「東福寺展」に行ってから、東福寺行ってみたいと思って、今回のデスノ展京都へ行くことを決めた時に行き方を調べて行く気満々だったけど、京都は丁度桜の季節でたくさんの観光客。デスノート展は最終日になってしまい、17時までなので混雑による時間のロスは避けたい!と別の場所を考えた。



京都から連想されるところに行ってみようと思い、私の「京都といえば?」は「伊藤若冲」「竹内栖鳳」「遊佐浩二」。でも遊佐さんは出生地の石碑とか無いし、若冲か栖鳳かなと思い、ネットや地図で検索。

デスノート展の会場から電車移動でも近い「石峰寺」に若冲が晩年制作した(下絵を描いて石を掘ったのは石工さん)五百羅漢の石仏と若冲のお墓があるのでこちらを参拝することにした。

京都駅からJR奈良線・稲荷駅下車。伏見稲荷大社の最寄り駅で、降りると目の前に狐像と大鳥居と満開の桜。


駅前は観光客で大混雑。
稲荷大社は行かないけど桜も綺麗だったので、とりあえず記念に撮影。

電車を降りた人々が稲荷大社へ向かうのを横目に反対方向の石峰寺に向かうが、グーグルくんが選ぶ道は私道のような両手を広げれば道が塞げるくらいの細い通路。目印となる建物も少なく、迷ったら戻れないかもしれないと、マップを何度も確認しながらも無事到着。
この近くに「ぬべりこ地蔵」という歯痛に効くお地蔵さまが建ってることを後で知った。事前に知っていれば行ったのにな~。





階段を上って振り返ると見晴らしが良かったけど曇りで残念だった。
ちょっと加工し過ぎで不穏な景色にも見える😓

お寺は9時から。10分くらい前に着いてしまい、山門前に咲いてたお花を撮ったり景色眺めたりして時間つぶし。



9時ちょっと前に門を開けにご住職が来られ、ご挨拶をし中へ。


拝観料を納め若冲のお墓もお参りできることを確認して、まずはお墓へ。

右側が若冲のお墓への道、左側は羅漢像への道

若冲のお墓から見る景色も見晴らしが良かった!

お参りした後、境内の裏山へ向かう。
五百羅漢像の入口、竜宮造の門

五百羅漢像は撮影もスケッチもNG。
NGになった経緯がGoogleMapのクチコミに書いてあって(※)何やってんだって思ったけど、写真のはがきが売ってるので記念にできるし、撮影に割く時間を鑑賞する時間にできるので、何でもかんでも写真OKよりいいのかもと思ったり。

若冲をちゃんと認識したきっかけは2000年代の「動植綵絵」を取り上げた番組だったと思う。若冲の他作品として石灯籠図屏風が映ったとき、「コレ観たことある」と不意に思い出した。
修学旅行で自由行動のテーマを、確か江戸時代の絵画に関する事にして、絵画があるお寺とかを行程に入れてたけど、その時のタクシーの運転手さんが「若冲知らないの?」みたいなことを言って行程に入れてなかった京都国立博物館に「もしかしたらなんかあるかも」と連れて行ってくれた。当時「え、いいのかな?」なんて思ってたけど、とりあえず連れて行ってもらって観たのがこの屏風。でも複製だった。(どこかに貸し出し中か修復中だったか?)
石灯籠図屏風」は点描で描かれていたので、日本画でもこんな点描画があるんだなーなんて思った記憶が残っていた。石灯籠図屏風」はこの石峰寺近くの稲荷山からの眺望という見方もあるらしい。忘れてたとは言え、若冲を知った本当の最初のきっかけの絵に縁ある場所(の近くだけど)に来られたのも良かった。稲荷大社からさらにその奥だけど稲荷山登ってみようかな。

若冲は「動植綵絵」のような綿密な写実で圧倒される作品のイメージが強いけど「伏見人形図」のようゆるくてかわいらしい感じの絵も好き。
羅漢像も風化して丸みを帯びてゆるかわな感じ。一体一体表情も違って見ていて面白かったし、お釈迦さまの一生を表していることもあって生から死という世界を体感できる空間だった。

最初は千体近くあったと言われ、今は半分くらいとのこと。外で保存されているため風化以外にも、いのししが像を倒すこともあったようで今の状態を保つことが課題のよう。時と共に変化していくことは止められないし、いずれは消えてなくなる。この作品の根底にあるテーマかもしれないけど、ずっと残ってて欲しいという気持ちもある。

※NGの経緯:写真家と名乗る人が五百羅漢像の撮影会を開き、石仏に帽子をかぶせたりろうそく立てたり色々やらかしてダメになったそうです。


1本だけだけど桜(山桜かな?)もあったし、石仏の近くにタケノコも顔を出し、季節も感じられて、しかも誰もいない空間でゆっくりできたのが良かった。
季節によって違う雰囲気の羅漢像も見てみたい。


再度若冲のお墓参りをして御朱印とはがきを頂いて、もう一つの目的地、石峰寺の風景印がある郵便局へ。

途中雨が降ってきて傘を買う羽目に。20分くらい歩き到着。局員の方にXで見つけた風景印の写真を見せて尋ねると「押してみますか?」と自分で記念スタンプ感覚で押せることを教えてもらい、石峰寺で買ったはがきに押させてもらった。
投函しても良かったなと後々帰り道で思いつつも、あと7枚あるのでまた来ようと思い、食事を取るため東福寺駅へ向かう。

京都の食べ物もあまり良くわかってなく、調べると「鯖寿司」とか「おばんざい」「湯豆腐」など出てくる。地図でお寿司屋さんを検索した時、東福寺駅の近くのお寿司屋さんに京寿司というメニューがあるのを知った。始めは東福寺に行くつもりだったのもあるけど、デスノ展京都会場へ向かう途中の駅だしこちらで朝お昼を取る。


10時過ぎでまだ時間が早く、ここも私一人。デスノ展はもう開場してるのでゆっくりもしていられなかったけど、事前に調べた時「京都行ったらこれ食べよう!」と思っていたので、親知らず抜いた後の腫れも引いて食べられる喜びを感じながらゆっくり美味しく頂きました。今度は鯖寿司だけを食べてみたい。


デスノ展2周したあと、リンゴのシュークリームがある洋菓子屋さんに行くため京都駅の表側(?)に行き、ついでに雪が積もるミスドも見てきた。


ミスドは混雑で入れなかった。

あと、京都タワー。中学の修学旅行では見た記憶が無かったので京都駅の目の前にあるとは思わなかった。


京都駅。修学旅行時はこの建物ではないので、お初。

夕飯も京都で取って19:30位の新幹線で帰ろうと思ったけど、翌日は仕事だし何処も混んでそうで時間が遅くなるより新幹線の中で食べたほうが良いかなと思い、駅弁に。


 
まあ、普通にお弁当ですw

ついでの小旅行でしたが楽しかった!




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