2024年4月24日水曜日

原作付き作品の他メディア化について

「ヒカルの碁」の舞台化が決定して思ったよりも結構もやっているので、なんでだろうと考えてみた。

決して実写化、舞台化に反対!という訳ではなく、舞台の成功も願ってるんだけど、手放しで喜べるかというとそうでもない。

一番の理由は、小畑先生絵の漫画が好きすぎるからだと思う。

ビジュアルをどんなに寄せたとしても、演技力・演出などでカバーしたとしても、原作と別作品として楽しめばいいという気持ちが湧いてこない



小畑先生の絵を基にしたアニメ「ヒカルの碁」、「DEATH NOTE」、「バクマン。」ですら最初の1話とか観て絵がきれいだと思っても、リアルタイムで放送していた時はアニメに興味が無くなっていたことや、なんか違うなという思いがあってその後続けて観ることは無かった。

4~5年前にアニメを多く観るようになったので配信で観てみよう思い、主人公たちが好きな声優さんだったから「あやつり左近」は全話視聴できたし、年も取ってこだわりも薄れてきたのか、リアルタイムで追うというのが楽しかったからか、「プラチナエンド」は全話観たし特典に釣られたのもあるけど円盤まで買った。

でも、「ヒカルの碁」、「バクマン。」は結局好きな声優さんが出てるところ、「バクマン。」は小畑先生の絵があるところなどしか観ておらず最低な観かたをしてしまっている。

「プラチナエンド」が全部観られたので、再度観てみようかなと思ったけど、結局観てないまま。

実写でいうと「DEATH NOTE」は映画も舞台も観てない。ドラマは放送時に実家のTVで流れてたから一度だけ観て(窪田さん月だな、キラだな)と思ったけど、続けて観るきっかけにはならなかった。

「バクマン。」の映画は観られた。これもアニメ同様絵の使用があったからだけど、今考えると漫画家を目指す2人の物語として原作とは別作品としても観られたのかもしれない。でも舞台は観てないけど。

映画や舞台となると時間に限りがあって改変は付き物だから、そういう部分でも、好きな原作が自分が望んでいるものとかけ離れて崩されてしまのではと最初から身構えてしまう。

実写での「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」は非現実的なキャラクター、佐為とリューク(死神たち)という存在も実写に興味がわかない理由の一つではあると思う。観てないのにあーだこーだ言うのも何ですが、表現するのが難しいと思ってしまうし、原作漫画で十分楽しめてるので「原作とは別」として楽しもうとする気持ちが湧かなかったのかなと思った。


小畑先生の作品だけではなく、他の作品でも最近だと「岸辺露伴」のドラマ、最初のシリーズは観てドラマとして面白かったし、俳優さんの雰囲気も原作とかけ離れてないし良かったとは思ったけど、最終的に「原作読めばいい」となって映画も観てない。

「幽遊白書」は最初観るつもり無かったけど、リアルタイムで追ってた時より気持ちが少し落ち着いてるのもあり、とりあえずと軽い気持ちで観る気になった。短い話数の中で暗黒武術会までを上手くまとめてるなと思ったけど、ビジュアルを寄せきれてないのが観てる途中でも気になって、むしろビジュアルは寄せず、アニメのカラー設定にもしなくても良かったんじゃないかと思ってしまった。左京も無理に長髪にしなくてもくせ毛の短いままでもいいじゃん、と。左京はストレートの長髪だから怪しさが際立ってるのかと思ってたから、ぼたんの演技よりそこが気になってしまった。

原作を知ってると、原作と比べて改変が引っかかってしまい、また、思い入れが強い作品だと余計に気になる要素となって、しかも漫画だとビジュアルがはっきりと提示されてるので、自分にとってそこがやっぱ肝になってくるんだと思う。

でも、原作知らずに観ているアニメ、映画、舞台などたくさんあるわけで、アニメだと4年前に観た「MAJOR」はアニメからハマって原作読んで、アニメとの違いとかも楽しんでるし、他のメディア化の受け入れは最初に知ったきっかけが原作かそうでないかにもよるとも思ってる。


2.5次元舞台もだいたい同じ理由で興味持ったことは無かった。でも「川越ボーイズ・シング」というオリジナルアニメが舞台化すると知ったとき、ちょっと興味を持った。

主人公を響春男にし春男視点で進むというのを知ったから。最初は、「だったらそれ、ドラマCDでやってくれよ~!」と思ったけど、(これは私の想像ですが)そもそも最初から舞台化ありきで立ち上げた企画だったんだろうなと思うので、文句言っても仕方がない。

また、ボーイズシングは非現実的な要素、だんぼっちに春男が憑いているとか歌で戦う超人が出るとかはなく、とある高校の合唱部の話として楽しめるのかなと思ったり。でも初めて触れたのはアニメで声優さんたちも良かったから好きになったのもあって、現段階では観に行くことは決めかねてる。迷ってるうちに行けなくなりそうだけど。


ダラダラ長くなったけど、実写でもアニメでも小畑先生作品だと漫画、絵が好きすぎて最初から身構えて観てしまう癖がある。そのため心から楽しめていない。それなら漫画読んだ方が良いとなる。他作品の実写だと最初に知ったのが原作かそうでないか、非現実的な要素があるかないかが受け入れられるかの基準になってしまうんだなと。


ヒカルの碁の舞台、全チケットに特典が付くけど現時点では詳細が無くて、最初は「小畑先生やほった先生の描き下ろし(または連載時のものでも)の何かだったら考えちゃうな。後出しやめてー」と思ったけど、それを今発表しちゃうと転売ヤーが湧いて、抽選でも本当に観たい人のところにチケットがいかず、観に行かないとはいえ、空席が目立ったらそれはそれで悲しい。今発表無くても仕方ないか・・・と言い聞かせてる半面、舞台は舞台とするなら、原作者の特典は付けないで舞台の要素の中でやって欲しいという自己中な気持ちもある。

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